【体育会学生に読んでほしい】業界研究ラボ-物流業界-
はじめに
インターネットを利用して買い物をすることが当たり前になってきた現代。パソコンやスマートフォンから販売サイトにアクセスして、欲しかったものを購入した経験を持つ人は多いのではないでしょうか?
ここで考えてもらいたいのは、「注文から商品が届くまでの工程を担当しているのは誰でしょうか?」ということです。
そうです!必ず配達してくれる人がいますよね!?
この記事で取り上げたいのは、なかなか注目されることはないけど、生活する上では欠かすことができない仕事、「物流業界」について説明したいと思います。
どんな業界なのか?
一言で「物流」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?
やはり、普段の生活で使用する機会の多い郵便物の配達や買った商品を届けてくれる配達を思い浮かべる人が多いかと思います。もちろんそれらも「物流」です。ですが、少しだけ“足りない”答えとも言えます。
「物流」というのは「物の流れ」。つまり「物が流れる(運ばれる)」ことを指し、「物流業界」には「物を流す(運ぶ)」ことを主な業務とする企業が属しています。商品を消費者に届けるのも「物流」。手紙やはがきを友人に届けるのも「物流」。海外へ日本の商品を送るのも「物流」。逆に、外国製の商品を輸入することも「物流」。
「物を流す(運ぶ)」というのは、本当に多種多様にわたり、「物流業界」は本当に多くの「物を流す(運ぶ)」企業が属しています。
「物流業界」売上上位5社
では、「物流業界」に属する企業の売り上げ上位5社を確認してみたいと思います。
1位:日本通運 売上高:19,953億円
1872年(明治5年)創業。鉄道・貨物自動車・海運・航空運送・倉庫業など、「物流」に関する幅広い事業を手掛けており、国内1,000を超える拠点に加え、海外にも事業展開しています。
企業HP URL:https://www.nittsu.co.jp/
2位:日本郵船 売上高:19,738億円
創業130年以上を誇る老舗大企業。海運業を主軸に、「陸・海・空」の全ての「物流」事業を展開している。
企業HP URL:https://www.nyk.com/
3位:ヤマトホールディングス 売上高:15,388億円
「クロネコ」マークで同じみのヤマトグループ。個人宅へと荷物を届ける「宅急便」サービスを40年前に開始したことによい成長を遂げた企業。現在ではその他に6つの事業領域を展開し、今後は「物流」という業界にとらわれない新規事業も計画中とのこと。
企業HP URL:https://www.yamato-hd.co.jp/
4位:SGホールディングス 売上高:10,450億円
「佐川急便」を始めとした法人グループ。海外への事業展開を積極的に行い、今後も「アジアを代表する総合物流企業グループ」を目指していく。
企業HP URL:http://www.sg-hldgs.co.jp/
5位:日立物流 売上高:7,003億円
日立製作所の子会社として創業。物流情報システムの構築に早期から取組み、企業の物流業務を包括的に受託する国内3PL事業のリーディングカンパニーとしても業界を牽引していく。
企業HP URL:http://www.hitachi-transportsystem.com/jp/
※参考:業界動向SEARCH.COM 売上高ランキング(2017-2018年)
URL:https://gyokai-search.com/4-riku-uriage.htm
今後の動向
インターネットを通じて商品を買ういわゆる「ネットショッピング」が当たり前になって来たことの影響を受け、「物流」とくに「配達」に関わる業務が話題となりました。簡単に言うと、「物流業界」が予想していなかったほど「ネットショッピング」へのニーズが高く、配達する人手が足りなくなってしまいました。また個人への配達では、頑張って荷物を届けたとしても届け先が不在の場合が多く、再配達しなければいけない問題が発生し、人手不足に追い打ちをかける事態となってしまいました。
ここまで読むとなかなか“ハードな”業界に感じてしまうかもしれないですが、「ネットショッピング」への需要は今後もどんどん高まっていくことが予想されるので、それに伴い、「物流業界」の成長も見込まれていくでしょう。
また、2020年東京オリンピックに向けて多くの交通インフラが整備・拡大され始めています。「物流」に欠かせない交通インフラが整備・拡大されれば、より“効率的な”業務展開を行うことが可能になるでしょう。そうすれば「物流業界」も更なる成長が期待できると言えます。
つまり、「物流業界」はこれから右肩上がりの成長が期待できるので、この業界に身を投じれば、あなた自身も「成長」することができるはずです!
最後に
なかなか注目されることのなかった「物流業界」。今後がとても楽しみな業界でもあります。この記事を読んで面白いと感じてくれたのであれば、これを機に業界研究してみてはいかがでしょうか?
ただ一度立ち止まって考えてほしいのは、就活において一番大切なことは、自分に合った理想の働き方をするということです。
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