アスリートOB・OGインタビュー? 東レ株式会社 矢田 修大さん(法政大学ラグビー部 卒) | CSParkCareer 体育会就活サイト
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アスリートOB・OGインタビュー? 東レ株式会社 矢田 修大さん(法政大学ラグビー部 卒)

CSParkの姉妹サービスとして2014年より始まった体育会学生の就職サポートサービス"CSPark Career"。 ここでは体育会学生が就職活動と部活動の2つを両立し、共に全力で取り組めるようなイベントやサービスを提供していますが、そのサポートの一環としてCSParkと連動した"元体育会学生"によるインタビューを連載中です。


"体育会の強みって?"

 

"スポーツしかやっていなくて就職活動が不安…"

 

"実際に先輩たちはどういう仕事をしているの?"

 

… など、自分の進路を考える上で悩みは尽きないもの。その疑問や不安を解消し、1人1人の体育会学生が自信を持って就職活動に臨めるように、先輩たちが部活 に励む体育会学生の皆さんへのメッセージを添え てインタビューに協力をしてくれました。第8回は法政大学ラグビー部の卒業生であり、現在は東レ株式会社にお勤めの矢田修大さんにお話を伺いました。



勉強はやって当たり前。それに加えて、ラグビーに取り組んだ。



-まずは、自己紹介をお願いします。


私は東京都目黒区出身で、小学校2年生の時に世田谷ラグビースクールというところでラグビーを始めました。最初は本当に嫌々でしたが、初めてトライが出来た時に味わった感覚が忘れられず、そこからラグビーを続けてきました。中学生の頃は、東京都の代表として全国大会へ出場する事が出来、非常に貴重な経験をさせて頂きました。ただ、高校、大学と体のサイズで悩む事が非常に多かったです。

 特に大学は、周りの選手は全国大会で優勝した選手や、活躍した選手ばかりで、レベルの違いに正直驚きました。しかし、小学生の頃から第一線でプレーする事を夢見ていたので、そこだけはぶれずに、大学4年間はラグビーを続けました。レギュラー試合へはたった1試合しか出られませんでしたが、それまでの努力の過程等は人生の糧となっていると思います。




授業と部活の両立は大変でしたか?


そうですね。でも、勉強は正直、やって当たり前だと思っていた部分が大きいです。通学時間が長かったこともあり、電車で教科書を読んで勉強をする事もありました。幅広い知識を養いたいと考え、教職も取っていたのですが、そういうことをしっかりやったうえで、ラグビーに取り組もうと決めていました。就活と部活動の両立に関しては、基本的に部活には出ようという意識でいました。就活と部活動が被ってしまったときには監督に説明をして、休ませて頂きました。監督も就職活動には理解がある方だったので、非常に有り難かったです。それと、運良く、2月がオフだったので、その時期にバッと就活に取り組んで、合間に自主練を入れつつ調整をしながら、という形でしたね。大きな就活の流れとしては気になる企業をとりあえず一気にあげて、その中からやりたいと思えることをピックアップしていったという流れです。4月の頭はものすごく忙しかったです。1日4つくらい面接を受けることも普通でした。どうしても面接が被ってしまう場合は「すみません、別日に日程を調整してもらえますか?」と連絡を入れることもありました。




どういった形で就活を進めましたか?


 具体的にはまず興味のある企業を絞って、動きました。自分はいくつか趣味を持っているのですが、その中で1つ、クワガタ採集が大好きなんです。そのクワガタ採集から自然という枠で考え、水ビジネスに興味を持ち始めました。加えて、何かしら大きなチャレンジして、世の中の役に立って行く仕事をしたいなと思って、インフラ、鉄道などを見ていました。チャレンジするフィールドが広いというものと、世の中を支えている企業に行きたいという思いがあったんです。私は大学ラグビー部では下のチームにいる事が多く、組織を下から支える側だったので、そういった役割と担いたいなという思いも少なからずありました。




水ビジネスに興味を持った経緯というのは。


クワガタがいる山というのは、水という資源が上手く循環しているんですよね。そこで水の重要性に改めて気づいたので、そこの話を上手く使って、就活では話をしていました 。ただ、水ビジネスを知らなくては話にならないので、水ビジネスに関する本を2月に15冊程度読み漁りました。




進めていく中で企業はどういう風に定めていきましたか?


正直、就活の最後まで全く決まっていませんでした。他のメーカー、総合商社、鉄道、東レで悩んでいて、最後の最後まで、実は他のメーカーに行くつもりでした。その中でも東レに行こうという決め手となったのは、“人の良さ”です。東レの最終面接では正直に、「今は御社が第一志望とは言えず、非常に悩んでいます」と話をしたのですが、それでも親身になって話を聞いて下さり、“とても良い人が多い会社だな”と思いました。また、最終面接の際に、今までお世話になった人事の方や、OB訪問を受けて下さった方が、応援に来て下さった事も非常に大きかったです。東レは面接が3回あったのですが、各面接の間に、社員と話をする機会が設けられていました。これが非常に東レの魅力を知る良い機会になったのですが、そこでお会いした方が、全く知らない僕のためにカフェで2時間半くらい喋ってくれたんです。仕事が忙しい中、自分の相手をしてくれたんです。そこで「こういう人になりたいな」と。こういう人たちがいるところで働きたいなと思いました。




体育会をやってきて良かったと思った部分はどういうところでしょう?


やっぱり、体力は体育会のアドバンテージだと感じます。けっこう、夜遅くまでESを書かなければいけない時があり、その時にふと思いました。あとは、色々な世代の方と話す機会が多い事ですね。私の場合、部活ではもちろん、趣味のクワガタ採集や囲碁で目上の人と話す機会が多くありました。ですから、目上の方が面接でいらっしゃっても、臆さないという強みはありました。後は、物事に優先順位をつけて、時間を有効に使う事も意識していましたね。



人間関係や礼儀作法、感謝の気持ちは間違いなく体育会で学べた大きなもの



現在の仕事内容を教えて下さい。


私は2014年入社なのですが、最初の4月の1ヶ月間は三島の研修所に同期全員で集まって研修をしました。そこで配属面談を行い、その後、事務系で採用された人間は5月の1ヶ月間、配属された部署に行きます。そこで、お客様のところへ先輩に連れて行ってもらったりして、1ヶ月間、営業の勉強をするというような形です。その後、6月から年末まで、自分の担当する製品の工場に行くんです。僕の担当は糸だったので、糸を作る作業に携わって、夜勤も経験しました。そこで技術開発みたいなこともやりながら、現場の人と交流をしました。

 現場の方々は本当に熱い思いで仕事されているので、それが今も心に残っています。そこから帰ってきて、すぐに営業に配属されました。



営業ではどういったことを?

 私の担当製品はDuPont

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