ディーラ業務にブローカー業務?世界一わかりやすい「証券会社」の教科書。業界研究ラボvol.7

みなさんは「証券会社」と聞いてどのようなイメージを持っていますか?


「株の売買をしている」

「投資信託がなんとか・・・」

「給料が高そう」


証券会社は、就活生にとってあまり馴染みのない「株式」や「債券」「投資信託」の売買を行っているので、難しくてよく分からない!という方も多いのではないでしょうか?


今回はそんな「証券会社」について、あまり知らない皆さんにも”分かりやすく”、”簡潔に”証券会社について解説します。


この記事で書かれていること

証券業界を知る上での基本用語

証券会社ではたらくやりがい

証券会社の仕組み(従来型とインターネット型)

今後の業界動向

代表的な証券会社

まとめ


証券業界を知る上での基本用語


株式


会社が「何か新しい事業を始めたい」と思ったら、大きな資金が必要になります。そこで株式会社は、事業を始めるための資金を投資家たちから募ります。
会社はお金を出してくれた人(投資家)たちに、「株式」という証明書を渡すわけです。この証明書が「株式」です。単純に「株」とも呼びます。


債券


国内外の政府、地方公共団体、企業などが一時的に、広く一般の投資家からまとまった資金を調達することを目的として発行するものです。

資金調達するために発行するという点では、株式と目的は同じですが、あらかじめ利率や満期日などが決められて発行される点が株式との違いです。債券を購入すると、定期的に利率分の利子を受け取ることができ、満期日を迎えると、額面金額である償還金を受け取ることができます。


有価証券


手形・小切手・商品券など、その所持者の財産権を証明する証書。株式や債券も含まれる。


証券会社で働くやりがい



顧客に感謝され信頼を得ることが出来た時


自らがお客さまに提案した株の価格が上昇し、感謝され「信頼」を得ることが出来た時は、証券会社で働く人にとって”やりがい”を感じることのできる代表的な瞬間です。

というのも、"正解のある"コンサルや他の営業商品とは異なり、証券会社の取り扱う株は外部的要因によって日々価格が変動する"正解の分からない"商品です。

このようなリスクとリターンが常に隣り合わせの商品を売るのはプレッシャーや責任を伴いますが、株の売買によって人の役に立ち信頼を得ることが出来た時は、大きな喜びと、やりがいを感じることができるでしょう。


給与水準が高い


大手証券会社(野村證券や大和証券など)では、30代で年収1000万円を超える人も少なくありません。30代サラリーマンの平均年収が403万円であることも考えても、全業界における証券会社の給与水準は比較的高いです。


また、家賃補助や家族手当などの福利厚生も充実しているので、年収以外の福利厚生を考えた”実質的な年収”は非常に高いラインにあるといえるでしょう。


個人のスキルアップ・成長が実感できる


証券会社の企業文化として、とにかく「営業で数字をとる」ことが最重要視されている会社が多いので、営業で結果を出して成長したい!という高い向上心を持った人にはオススメの業界です。


また、商品単価の高い有価証券を取り扱うため、お客さんが会社の社長など「客単価の高く優秀な人」を相手に営業をすることができるので、個人の営業力の成長機会にはもってこいの業界です。

そして「数字」というわかりやすい結果を出せたときは、個人の成長と共に、大きなやりがいを感じることが出来るでしょう。


“リアルな”世界経済の第一線で働くことができる


世界経済は、たった1日、1週間で大きく変動するものです。

世界的企業の経営方針が変更や、国の政策。海外でのテロなどにより株の価格などは大きく変化します。

このように日々変化する世界経済を肌で感じながら働くことのできる点は、経済情勢に興味のある人にとって大きな”やりがい”ではないでしょうか。


証券会社の仕組み(従来型とインターネット型)


証券会社の種類は主に以下2種類に分類されます。


①従来型証券会社


店舗を持ち、個人や法人のお客さまに対して取引を行う会社です。

お客さまと実際に対面で話すことできめ細やかな提案ができるというメリットがあります。

企業例)野村證券、大和証券、三菱UFJ証券など....


②ネット証券会社


個人のお客さまに特化したインターネット上の証券会社。

店舗の維持コストが無いので、売買手数料が安い。

例)SBI証券、楽天証券など....

このように、店舗を持つ従来系証券会社とネット系証券会社によって、それぞれメリットがあることが分かります。


証券会社の主な4つの業務内容



証券会社の業務内容ですが、主に以下4つに分類されます。


①ブローカー業務


簡単に言うと、株や債券を「買いたい」または「売りたい」という注文を多くの人から受け、それを証券取引所に伝えることです。つまり、株の売買の仲介役といったイメージです。

また、証券取引所の売買に参加できるのは証券取引所に加入している証券会社に限られているため、基本的に株を売買する全ての人は証券会社を通さなければなりません。


②ディーラー業務


証券会社は、個人の株や債券の売買仲介をするだけでなく、証券会社自身のお金で株式を売ったり買ったりするという仕事もしています。これが「ディーラー業務」です。

このディーラー業務によって、株式や債券の売買を行い利益を追求することが目的です。


③アンダーライター業務


企業が株式や社債などを発行する際に、証券会社自らが責任を持って引き受け役となり、それを個人や企業に販売する業務を指します。

証券会社が企業の株式・債券の全てや一部を買い取るので、売れ残った場合は、証券会社が引き取ることになります。


④セールス業務


企業が株式や債券などを発行する際に、企業やほかの証券会社などの委託を受けて販売する業務でし。

アンダーライター業務とは異なり、売れ残った際のリスクは負わなくてよいという違いがあります。


今後の業界動向


ネット証券会社の台頭や、若者の投資意欲の向上など、昨今の証券業界は大きく変化しています。


①ラップ口座の増加


「ラップ口座」とは、顧客が証券会社などに対し、投資から財産管理までのサービスを一任する運用形態のことです。

わかりやすく言えば、「投資したいけど、どの会社の株式が狙い目とか投資の仕組みが分からないからプロの証券マンに全部任せたい!」という形態です。

証券会社は顧客の投資管理をする代わりに、管理費用として年間一律で管理費が取られます。


ラップ口座の開設数と残高は年々伸びており、2014年に約1兆円強の残高となっていましたが、2016年には約6兆円と6倍近い伸び率があります。これは今後も増えていくでしょう。


‌②証券会社の海外進出


少子高齢化などの影響により、日本の人口が減少している中でその市場も縮小しています。

そういった状況の中で、国内の証券会社は積極的に海外進出をしています。


③ネット証券会社の台頭


みなさんは「GMOクリック証券」や「楽天証券」、「マネックス証券」などの名前を聞いたことがありますか?


これらは全てインターネット上で取引をするネット証券会社です。

近年では、既存の店舗を持つ証券にくらべ、「手数料が安い」というメリットやデジタル化によりネット証券会社が急激に数を伸ばしています。

今後もこれらインターネット上で証券を取引する会社は増えるでしょう。


代表的な証券会社



ここまで証券会社の主な業務内容、やりがいや業界動向について説明しました。

では、代表的な証券会社はどのような会社があるのでしょうか?


野村證券株式会社


野村證券株式会社は、野村グループの中核会社として証券業務を行っており、野村グループの持株会社である野村ホールディングス株式会社の100%子会社です。


近年の企業動向としては、海外進出・開拓に積極的です。


2015年度末に米国でのM&A(企業合併)業の斡旋を強めるために、ニューヨークでの更なる新卒採用の強化や、アジア圏における基盤強化、欧州におけるプラットフォームの拡大などを挙げるなど米国、アジア、欧州におけるビジネス開拓に積極的です。


企業文化としては、とにかく「営業で数字をとる」ことが最重要視されているため、営業で結果をだして金を稼いでやる!という気概を持った人にオススメの企業です。


大和証券株式会社


大和証券は、業界2番手の証券会社です。


2020年度までを対象期間とした新グループ中期経営計画~“Passion for the Best”2020~において、伝統的な証券ビジネスと多様な事業ポートフォリオとの融合による「ハイブリッド型総合証券グループ」としての新たな価値の提供を基本方針に掲げるなど、既存の事業を高めつつ、新たな事業も創出していくという企業ビジョンがあります。


企業の文化としては、同じ職場の社員同士で助け合い、仕事に取り組む社風が根付いています。なので同僚と切磋琢磨しあいながら働きたい人には良い環境でしょう。


まとめ


いかがだったでしょうか?

今回の業界記事では、証券会社の業務内容について説明しました。


仕事に求める「やりがい」は「お客さまの喜びを肌で感じたい」や「賃金が高いこと」など人によって様々であり、仕事へのモチベーションに直結します。

なので、自分にとっての「やりがい」は何か?を見つけるための自己分析はしっかりと行いましょう。


また、CSParkCareerでは、体育会就活生向けに個人面談を実施しています。

 

「自分だけでは自己分析や企業研究ができない」

「そもそもどうやって就活を進めればいいのか分からない」

「横流しの紹介ではなく、体育会学生に寄り添った就活支援を受けたい!」

 

上記に当てはまる体育会就活生のみなさんは、是非CSParkCareerの個人面談を利用してみてはいかがでしょうか?



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