自らが創り出した「広告」で、社会を動かす。その圧倒的人気業界の理由とは?業界研究ラボvol.11

みなさんは「広告業界」についてどんなイメージをもっていますか?

「給料がいい」
「面白いキャッチコピーを書いている」
「CMや駅にある広告の制作とかをやっていて凄い」
「電通・博報堂が有名」

など、華やかで派手なイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実際に広告業界は全ての業界の中で最も人気のある業界の一つです。

今回はそんな就活生にも人気の広告業界の業務内容や、やりがいなどを紹介します!


広告業界の基礎知識


まず初めに、広告代理店は「総合広告代理店」、「専門広告代理店」、「ハウスエージェンシー」の3つに分けられます。


それぞれの特徴は以下のようになっています。


総合広告代理店


みなさんも知っているような電通・博報堂といった業界1・2を争う企業がこの総合代理店に含まれます。

特徴としては、テレビや新聞など、1つのメディア媒体にとらわれず、様々な種類の広告枠を扱うということです。
新聞や雑誌、電車のつり革広告など、取り扱うメディア媒体の種類は様々です。


専門広告代理店


専門分野となる広告を絞って取り扱います。例えば、CMだけを扱う広告店は専門広告代理店と呼ばれ、また最近著しい成長を見せるインターネット広告業界もこの専門広告代理店です。


有名な企業でいうと、サイバーエージェントオプトなどは皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?


ハウスハージェンシー


最後のハウスエージェンシーは、広告主やグループ企業の広報部門として設立された企業です。

JR東日本企画などがこのハウスエージェンシーにあたります。

つまり、わかりやすく言えば、特定の企業専属の広告代理店です。


広告業界の業務内容

営業


主にクライアントから仕事をもらう案件獲得、そしてスケジュールの管理を行うのが主な業務です。
いわば、企業とクライアントの中間を取り持つ役割です。

また、決められた予算内で効果的な広告を打てるように、企画・クリエイティブ部門との連携も取ります。


マーケティング職


広告代理店のマーケティング職は、市場の分析や調査を行います。分析や調査の結果をもとに、どのような広告が大きな効果を生むのか仮説を立て、戦略に落とし込んでいくのが業務内容です。

‌競合に勝つためには、当然企画に対する説得力がなければならないので、自社の企画に魅力を定量的なデータをもって説得力のあるプレゼンをしなければなりません。

‌広告案件の獲得後も、実際に広告主の成果を出すために戦略を立案するなど、非常に重要な役割を果たしているのです。


クリエイティブ部門


最後のクリエイティブ部門は、広告の企画や制作を行う部門です。
具体的な内容としては、広告のコピーを考えるコピーライターや、広告のデザインに責任を持つアートディレクター、CMのアイデアを企画するCMプランナー、上記の業務を取りまとめるクリエイティブディレクターなどがあります。

このように、広告代理店での業務内容は主に上記三点に分かれます。


広告業界で働くやりがい


この業界ではたらくやりがいとしては、どのようなものがあるのでしょうか?


自分が関わった広告が社会に大きな影響を与える


一番大きなやりがいとしてまず挙げられるのが社会に大きな影響を与えられる点です。

広告は、テレビ・雑誌・新聞・インターネットなどのメディアだけではなく、電車や駅などの公共交通機関や街中の広告エリアなど様々な場所に公開され、多くの人の目に止まります。
中にはSNSなどで話題になったり、社会現象を引き起こすものもあるので、社会に大きな影響、インパクトを与える仕事がしたいという人は向いているのではないでしょうか?


様々な経験や人との関わりを通して成長できる


世間一般的に、業務量が多いと言われている広告業界ですが、それだけ様々な経験が積めるということでもあり、結果的にスキルアップや成長につなげることもできます。
広告とは、多くの会社や部門の人が関わって完成するものなのです。その過程の中で様々な人と関わったり、様々な業務を経験をすることができるでしょう。


また、電通には『鬼十則』という電通で働く人があるべき姿を示した企業規則があります。


1. 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
2. 仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
3. 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
4. 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。
7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
8. 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。


このような企業カルチャーが浸透した会社では、個人の成長を実感できるでしょう。


つまり、広告代理店業界は、自分を高めることができる環境が整っていると言えます。


給料が高い


広告代理店の年収平均は575万円~675万円(年収データ調査サイト調べ)と、日本のサラリーマン平均の420万円より高いです。
大手総合広告代理店などの企業では、20代で年収が1,000万円になるところもあります。

またそれによって、ローンの審査など通りやすくなるため、社会的な信用も大きい業界といえるでしょう。


広告業界のこれからの動向


インターネット広告の進歩


様々な広告媒体の中でも、現在急成長を見せているのが、インターネット広告です。

2017年、4年連続で2桁成長を遂げているインターネット広告費は前年比115.2%の1兆5094億円となりました。今後もこの成長は続くだろうと予測されているので、時代の流れと共に、テレビや新聞などのマスメディアからインターネット主流のネット広告へと変わってきていくでしょう。


プロモーション戦略


近年のインターネットの普及により、テレビやラジオ、雑誌や新聞といった従来の媒体が弱体化している現状から、消費者の購入意欲を誘うPOPやポスターの作成、マーケティングを意識したブランド戦略やキャンペーン企画など、セールスプロモーション分野に進出する流れがあります。

このように、従来の広告産業から一歩踏み込んだ新たなビジネスを展開していくことで、新規のマーケティングや市場を開拓していくという流れが業界で活発になってきました。


5G時代の到来


皆さんは5Gという言葉を聞いたことがありますか?

ここ数年、開発が進むこの技術。
簡単に言うと「インターネット回線でより多くの情報量を届けられるようになる」、その上で「あらゆる場所で、あらゆるモノがインターネットに接続する」という世界を実現する、通信規格のことです。

5Gの導入によって、通信速度が今までの10倍になると言われています。通信速度が速くなると、どういうことが起きるのでしょうか。

例えばスマートフォンで動画を見るとき。これまでの10倍の情報量を持つ動画を見ることができるようになります。
そのほか、街にある紙などのポスター広告は新宿駅内の柱のようなデジタルサイネージに変わっていくでしょう。


広告業界主な会社


電通


広告業界の絶対的王者といわれる電通。

2017年の売上は1,561,528(単位:百万円)と、売り上げ2位の博報堂947,054(単位:百万円)を大きく引き離しています。

世界の広告業界でもトップ5に入る大手広告企業で、近年はイギリスの広告代理店を買収するなど、世界進出に力を入れていて、現在世界124か国に事業を展開しています。


博報堂


広告業界の中で売上不動の2位である博報堂。

体育会的な社風をもつ電通とは大きく異なるようで、個人主義・センスの高い広告を売りにしているようです。

博報堂も電通同様、海外展開を積極的に行う方針を持っていて、デジタル領域(インターネット広告)などに強いのが特徴的です。


アサツーディ・ケイ


こちらも長い間広告業界で3位を保つ、総合広告代理店です。

特徴としては「アニメ」と「ラグジュアリー」の二本柱を掲げているということです。

社風としては、穏やかな性格の人が多くいらっしゃり、広告代理店のガツガツしたイメージ異なるかもしれません。温和な方が多く、家庭を大事にする方も多いようです。


まとめ


いかがだったでしょうか?



自分が関わった広告が社会に大きな影響を与えるのは大きなやりがい感じる瞬間ですが、2015年に起きた、新入社員の電通社での過労自殺などを受けて、広告業界のその「激務」が昨今話題になっています。

事実として、広告業界は忙しく業務時間も長い傾向にあります。

バリバリ働きたいという人は向いているかもしれませんが、毎日定時にあがってプライベートを大切にしたいという人は厳しい部分もあるかもしれません。

どちらが良い悪いではなく、大事なのは、自分に合った理想の働き方をすることです。
そのためにも、「自分の理想の働くスタイル」や「社風」などを見つけるために、自己分析や自己分析や企業研究は入念に行いましょう。

また、CSParkCareerでは、体育会就活生向けに個人面談を実施しています。

「自分にどういった働き方が向いているのかが分からない」
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