平成元年の日本、平成30年の日本、そしてこれからの日本

平成元年の日本はすごかった

『平成元年。世界時価総額における日本企業は50社中、32社を占めていました。

上位5社に関しては、日本の企業がトップを総なめ。

だが、平成最後の年となった平成30年には世界時価総額ランキングTOP50に入っているのは「トヨタ自動車」1社へと激減した。』

以上のような記事がTwitter上でバズっていたことは記憶に新しいのではないでしょうか?

「昭和という「レガシー」を引きずった平成30年間の経済停滞を振り返る」(2018年8月20日、DIAMOND ONLINE)
https://diamond.jp/articles/-/177641?page=2

平成30年 上位5社は全て米国企業に

では、現在のランキングトップにはどのような企業がランクインしているのか?
平成元年にはほとんどランクインしていなかった、「IT系企業」が上位を占めていました。

アップル、アマゾン、マイクロソフト、フェイスブックを始めとする米国の企業(50社中31社)に次いで、圧倒的市場の大きさを誇る中国の企業(50社中6社)がトップを占めています。


なぜ日本は置いていかれたのか?


30年前には世界を圧巻していた日本はなぜここまで世界に遅れをとったのでしょうか?

日本の企業には『成長視点』が抜けていました。

平成元年は良くも悪くも、バブル真っ只中。日本の株や地下は永遠に上昇を続ける、今となっては嘘のような話がまかり通っていました。

つまりは、何をしてもずっと上手くいく、今までと同じようにやっていけば、変わらず世界のトップに居座り続けることができる。そんな風土が蔓っていました。

日本に「強い現状維持バイアス」がかかっていたのに対して、他国は今のままではだめだと、常に成長をしよう、と常に現状を打破しようと努力していました。

その結果が平成30年には顕著な差となって現れたのです。


「今」ではなく「未来」に目を向けよう



平成元年には考えられなかったようなことが平成30年には起こっていました。
同様に平成30年には考えられなかったことが、30年後、そして未来には待ち構えているはずです。

一昔前までは、一つの商品がヒットして衰退するまでの期間(プロダクトライフサイクル)が長かったので、今に目を向けているだけでもよかったのですが、今の時代ではプロダクトライフサイクルはどんどん短くなっています。
そのため現状で満足をするのではなく、常になにか新しいことに目を向ける必要性がでてきました。

では、「未来」で勝ち残るためには一体なにを意識して会社を選べばいいのでしょうか?


ここからみる世の中の流れ

ここからは時価総額ランキングを業界ごとに分けて見てみましょう。

平成元年には、金融、メーカー、インフラ系が多くランクインしており、IT系の企業はほとんど0に近いですね。

ですが、平成30年にランクインしている企業はほとんどがIT系の企業となり、メーカーや銀行は少数派となっています。

この30年間で、「有形商材→無形商材」「IT化」という変化が起こってきたのです。

近頃注目を集めているブロックチェーンに関しては、IT業界だけでなく金融業界などにも積極的に取り入れられ始め、ITはどの業界にも欠かせない存在となっています。

ご存知の通り、多くの機械やAI、ブロックチェーンという技術が人間の仕事を奪っています。

だからこそ、「人間の仕事の代わりになる機械自体を創る仕事」もしくは「機械にはできない価値の提供」ができる仕事をこれからの仕事選びに活かしてみてください。



就活において見て欲しいポイント

就活おいて大事なポイントは、「虫の目(仕事内容に対する視点)、鳥の目(組織・風土に対する視点)、魚の目(経営・事業内容に対する視点)」をもつことと言われます。
社会に出たことがない学生にとってこれらの目を持つことは非常に困難かと思います。

魚の目なしに就活を行うと、そもそもの市場規模が小さくなってしまい、どうあがいても成果をあげれないというつらい状況が待ち構えているかも知れません。

だからこそ、「平成元年の日本」が見落としていた、成長視点という『魚の目』をもって就職活動に取り組んで見てください。

RANKINGランキング

Related Column
関連コラム