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2015-10-28
インタビュー

アスリートOG・OBインタビュー③ 株式会社デサント 鈴木秀和さん(中央大学 学友会サッカー部卒)


 

 

CSParkの姉妹サービスとして2014年より始まった体育会学生の就職サポートサービス"CSPark Career"。 ここでは体育会学生が就職活動と部活動の2つを両立し、共に全力で取り組めるようなイベントやサービスを提供していますが、今回からそのサポートの一環としてCSParkと連動した"元体育会学生"によるインタビューを連載していきます。

 

"体育会の強みって?"

 

"スポーツしかやっていなくて就職活動が不安…"

 

"実際に先輩たちはどういう仕事をしているの?"

 

… など、自分の進路を考える上で悩みは尽きないもの。その疑問や不安を解消し、1人1人の体育会学生が自信を持って就職活動に臨めるように、先輩たちが部活 に励む体育会学生の皆さんへのメッセージを添え てインタビューに協力をしてくれました。第3回は中央大学学友会サッカー部の卒業生であり、現在は株式会社デサントにて活躍中の鈴木秀和さんにお話を伺い ました。

 

❏プロに入ることではなくプロとして活躍することが目的だった

 

—まずは、鈴木さんの経歴を教えて頂いてもよろしいでしょうか。

私は千葉県生まれで、小学校3年生からサッカーを始めました。中学・高校と柏レイソルのU-15とU-18に所属し、全国大会にも出場しました。その後、中 央大学に進学し、当社に入社しました。小学生の頃からプロのサッカー選手になりたいという目標があり、中学で柏レイソルのセレクションに挑戦、合格し、6 年間プレーしました。高校3年生のときに、Jリーグのレギュレーションが変更され、サテライトに高校生が選手登録できるようになりました。その際に、高校 生でもトップの試合に出場できるという第2種登録選手に選ばれました。残念ながら、試合の出場機会には恵まれませんでしたが、貴重な経験となりました。高 校卒業後、すぐにはプロに上がれなかったのですが、柏レイソルで培った経験を生かしながら、プロになるために必要な課題を大学4年間で克服し、結果を出し てプロで活躍できるサッカー選手になりたい、同時に社会人になるために必要な勉強もしたいという理由で、中央大学に進学しました。 

 

—大学に入学してみて、そこでのサッカーの環境やレベルはどう感じましたか?

柏レイソルの下部組織で学んだサッカー観と、大学で学んだ内容にギャップを感じたというのはありましたし、環境面でも違いがありました。柏レイソルの下部組 織には、当時から柏駅からバスでの送迎や、練習後には、夜遅くでも食事ができる場所があり、栄養管理の部分もケアをして頂きました。一方、大学では、寮で 4年間先輩、後輩と共に生活し、練習前のボールの空気入れやライン引きなど、練習以外の部分でも自分たちでやらなければならないことがたくさんありまし た。そういったことも含めて、社会人になってから下積み時代に経験するようなことの一部を経験できたのではないかと思っています。

 

—確かに、体育会の部活に所属する学生のアドバンテージとしては組織の中で自身がどう動けば良いのかを理解している部分はあります。その他、体育会系学生の強みというところはどうお考えでしょうか?

  挑戦するとか、新しいことにチャレンジする、くじけない、最後まで頑張れるなど、要は心の強さです。私はサークル活動の経験がないので、それとの比較はで きないのですが、大学の体育会で4年間様々な経験を積んできたという事実は、大きなメリットとしてあると私は思います。サッカーに例えると、チームという 組織は重要で、個々人が同じ目標に向かって進んでいかないと結果として目標は達成できません。同時に各個人のレベルアップがないと、チームで高い目標に向 かって勝負できません。各個人で課題を見つけ、克服していくのと同時に、個人の弱みを組織としてカバーしていくこと、これは会社という組織でも同じことが いえると思います。

 

—鈴木さんご自身の大学生活を振り返って頂きたく思います。プロを目指していながら、就職活動をしようと決めた時期や、経緯を教えて下さい。

  大学卒業後のことを真剣に考え始めたのが大学3年の秋頃です。その時期になってくると、プロとして活躍したい、という自分の目標に対して、現実的な状況が 見えてきて、選択をしなければいけない時期でもありました。自分としてはプロに入ることではなくプロとして活躍することが目的だったので、その時期の状 況、自分が発揮しているパフォーマンスを考えたときに、オファーが果たしてあるのかといわれると、ないなと思いました。では、今後自分がどうするかを考え たときに、スポーツに関連した企業で働きたいという思いが湧いてきました。私が柏レイソルの下部組織でプレーしていた時期に、“アディダス”を扱っていた デサントが柏レイソルをサポートしていました。デサント製の“アディダス”の商品を自分が実際に着用することで、ウェアの品質やデザインの良さに対し、と ても良い印象を持っていました。それと、デサントに就職をして、選手としてはできないですけど、選手と一緒になって涙あり笑いありという感動を味わいたい なと思いました。僕自身は1999年の入社で、その年は、ちょうどデサントが“アディダス”の取り扱いをやめる年でした。それもわかっていたのですが、 “アディダス”というブランドが好きだったというよりも、品質やデザインというところで、競合他社と比較してデサントには強みがあると感じていたため、デ サントに就職したいと思いました。デサントの採用面接を受けるにあたり、自分なりに調べて、OBにも相談をしましたね。そういった過程を通じて、現在担当 している販売促進の仕事をしたいと思うようになりました。プロ、アマチュア販促という業務を通じて、選手としてはプレーできなくても、選手をサポートする 立場で、選手と一心同体で頑張ってみたいという思いもあり、これが一番の志望動機でした。

 

—入社してからずっと希望であった販促の部門で担当なさっているのでしょうか。

入 社以降7年間東京、大阪、広島でセールス(営業)を担当していました。その後、販売促進を10年以上担当しています。セールスの時は、専門店や百貨店など 小さいお店から大きいお店まで幅広く担当しました。そこで学んだのが、商売の基礎の部分。社長、バイヤーから、店頭の販売員さんまで色々な立場の方から話 を聞き、そこで学んだことも多く、自ら仕掛けて売上をあげることにチャレンジしたりしました。営業というのは会社の流れがわかっていないとできない仕事な ので、基礎を学んだというのは大きかったです。現在の販売促進の主な目的は、選手やチームから商品に対してのフィードバックやニーズを聞き取り、商品開発 に活かすこと、また選手やチームが着用することによる様々なブランドのPRです。販売促進は社内においては、企画、セールス、生産、広報など様々な部署と 連携してやっていかないといけない。また、社外においては選手やチームとの関係もあります。関係する相手が多いので、広い視野を持っている必要がありま す。私は、販売促進担当者は会社の顔だと思って日々仕事をしているので、選手やチームとコミュニケーションをとる現場において、きちんとした知識を持って 対応しなければならない、と常に意識して行動しています。 それが選手、チームや関係者との信頼関係に繋がります。

 


❏サポートを担当している選手はJ1,J2を合わせて約80名

 

—サッカーの現場に足を運んで、選手と密にコミュニケーションをとっているとお聞きしましたが、選手にスパイクやウェアを着てもらうことがPRの一環になるのでしょうか。

  そうですね。今は“アンブロ”と“ルコックスポルティフ”を担当し、契約チームや選手とのやり取りをしています。今年からはFC東京も担当しています。首 都東京のチームということで、メディアや流通から数多くの問い合わせをいただいており、非常にうれしいですね。チームの知名度、お客様の関心度が高いとい うことですからね。2020年の東京オリンピック開催にあたり、東京にある影響力のあるチームと契約し、チームを支えることができているというのは、ブラ ンドPRとしてはもちろん、商流のところでも非常に大きなチャンスですので、熱意をもって取り組んでいかなければいけないと思っています。シューズ、取り 分けスパイクをサプライしている選手として、ガンバ大阪の遠藤保仁選手には、長く日本A代表の主軸として活躍していただいていますし、A代表経験者である FC東京の高橋秀人選手、ガンバ大阪の藤春廣輝選手、鹿島アントラーズの遠藤康選手、柏レイソルの大谷秀和選手などにもサプライしています。現在、私がサ ポートを担当している選手は、J1、J2を合わせて80名くらいいます。一方、フットサルでも府中アスレティックフットボールクラブというチームに所属す るフットサル日本代表の皆本晃選手も“アンブロ”でサポートしており、私が担当しています。フットサルは、来年9月にコロンビアで開催される4年に1度の W杯がありますので、日本代表のW杯出場及び活躍を期待しています。商品の開発サポート、ブランドのPRはもちろんのこと、売上への貢献も含め、与えられ た役割の中でしっかり責任感をもってやっています。

 

—新規選手の契約やチームへのサプライには鈴木さんご自身も大きく関わっていらっしゃるのでしょうか。

そ うですね。新規の案件として会社の承認を受けた後の、新規の選手へのアプローチというのは販売促進の重要な仕事でもあります。広い視野にたって事前に社内 外で正確な情報収集をし、時には自身がもつ人脈も最大限活用して、相手に対して誠意を持ってアプローチをすることも私の仕事です。

 

—サッカーの現場で仕事をしたいという思いを持って入社をして、それがかなっていることで、充実感も大きいのではと思います。

タ イミングを含めて運が良かったと思います。営業経験もそうですし、就職・入社をする前からイメージしていた販売促進の業務に結果として28歳から関わりは じめて、10年以上やっていますので。これまで経験してきた業務の中には、入社前にイメージしていた販売促進の業務とは違うと感じることも当然ありました が、日々勉強です。多分、経験をしたことがない方からみると、販売促進は華やかなイメージがあると思うんですけど、実際の現場では泥臭いこともあるし、難 しい仕事だとも思っています。私には、「スポーツが好き」、「スポーツは楽しい」、という思いが原点にあるので、何か壁に当たったときは原点回帰じゃない ですけど、何のために入社して、何のためにやっているのか、悩んだときは原点に戻るようにしています。あとは、「苦労の数だけ人生が実る」という好きな言 葉があって、苦労をしているほど人生が大きくなるというか、実るというのもあると思っています。壁に当たったとき、逃げずに向かって行くことによって、人 間的にも大きくなっていくと思いますし、いろいろな経験をすることで幅が広がっていくと思います。仕事云々ではなくて人間的にも人生の幅が広がっていくの かなと。

 

―ありがとうございます。最後に、今のお言葉にも繋がってくると思うのですけど、これから就職活動をする学生さんに向けてメッセージを頂ければと思います。

 ま ずは、社会人の第一歩として自分が何をやりたいのかというのを自分なりに真剣に考えてほしいですね。また、できるだけ自分でやりたいことを具体的にイメー ジして就職活動に臨んで欲しいです。それと、先ほど申し上げましたが、組織の中で働いていくにあたり、柔軟性や協調性が必要なのはもちろんですが、個性を 出してほしいなと思います。それは自分勝手ということではなく、自分がどうありたいのか、どうしたいのかという自分の意思をまずしっかり持ってほしいとい うことです。最後になりますが、スポーツが好きで、デサントで働くことに関心、興味があれば、デサントに入社することを目指していただきたいと思います。 そういう学生さんたちと熱い気持ちで一緒に働けることを、楽しみにしています。


< 取材・文 / 竹中玲央奈 >

<写真 / 前川龍二>

 



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