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2015-12-24
インタビュー

アスリートOG・OBインタビュー⑩ 住友商事株式会社 小澤有輝さん(法政大学ラグビー部 卒)


CSParkの姉妹サービスとして2014年より始まった体育会学生の就職サポートサービス"CSPark Career"。 ここでは体育会学生が就職活動と部活動の2つを両立し、共に全力で取り組めるようなイベントやサービスを提供していますが、サポートの一環としてCSParkと連動した"元体育会学生"によるインタビューを連載しています。


"体育会の強みって?"



"スポーツしかやっていなくて就職活動が不安…"


"実際に先輩たちはどういう仕事をしているの?"


… など、自分の進路を考える上で悩みは尽きないもの。その疑問や不安を解消し、1人1人の体育会学生が自信を持って就職活動に臨めるように、先輩たちが部活 に励む体育会学生の皆さんへのメッセージを添え てインタビューに協力をしてくれました。第10回は法政大学ラグビー部の卒業生であり、現在は住友商事株式会社にお勤めの小澤有輝さんにお話を伺いま した。



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❏初めて挫折を味わった大学時代

—まずは、自己紹介をお願いします。

 小学校の頃はサッカーをやっていたのですが、兄の影響で中学からラグビーを始めました。中学の部活では陸上の短距離をやりつつ、週末はクラブチームでラグビーをしていました。法政大学の付属校に入学したという事もあり、受験勉強もせずスポーツ漬けの毎日でしたね。高校からはラグビーに専念する一方で、文武両道をモットーに真面目に勉強もしていました。ですが、高校卒業時に体育会でラグビーを続けるかどうかですごく迷ったんです。今でも印象に残っていますが、当時の監督から『それだけ迷っているのなら、どっちに転んでも後悔するぞ。やらない後悔よりやる挑戦だ。』と言われたんです。その言葉がきっかけで体育会ラグビー部に入部しようと決意しました。最終的にはトップチームのスタメンにまで昇格することができましたが、大学1年生の時はビリッけつでした。法政大学ラグビー部は4軍まであるのですが、私だけが4軍にも入る事が出来ず、メンバー外でした。これは本当に悔しかったのですが、“自分に何が足りないのか”ということを考え、諦めずに努力した結果、監督・部員から評価され、大学3年生時にスタメンを勝ち取る事が出来ました。


—大学の競技レベルの高さはどうでしたか?

 分かってはいた事ですが、非常にレベルが高かったです。全国優勝メンバーや高校日本代表といった推薦組が多い中に、県ベスト16の付属生ですからね。それはもう苦労しましたね(笑)。それに大学ラグビー部に入部するまで挫折というものを知らなかったんです。サッカーではスタメンでしたし、中学ラグビーでは県選抜にも選出されました。それに陸上では市の表彰台を逃した事はありません。高校の時も怪我に悩まされたもののトップチームでプレーする機会が多かったです。ただ、大学に入って非常に高いレベルを思い知り、初めて挫折しました。まず後悔したのが、キャンパスと練習場が別の場所を選んだ事です。1年時は週3回しか全体練習に行けなかったんです。監督からも『学業優先』と言われましたし、そういう意味では1年生で試合に出られないのは仕方がないなと思っていました。2年生以降は努力を重ね、2年生の夏に初めて2軍へ昇格しました。でも実は2年の秋から語学留学に行っているんです。自分の出身である国際文化学部は留学が必須なんですよ。そういうこともあって、アメリカのボストンのほうに3ヶ月半、ちょうど本格的なラグビーシーズンの9月から12月中旬まで留学していました。そして語学力向上とラグビースキルが落ちないようにボストン大学のラグビー部に入部しました。アメリカではラグビー人気が低かったこともあり、一週間でスタメンに名を連ねる事が出来ました。これでウキウキしたんですよね(笑)。ただ、そこで『コーチを兼任してプレーをして欲しい』と言われたんです。今思えば、これが私のターニングポイントでした。選手の中で1人、本当に下手な選手がいて、その選手がすごく私に色々と聞いてきてくれるんです。それで私も拙い英語でコーチングし、どんどん彼は上達して、最終的に彼はスタメンになりました。すごく嬉しかったのですが、日本にいた自分と照らし合わせたんです。「自分はこんなに努力をしているのだろうか」と。そこで、帰国してからは上の選手から積極的に学ぼうと考え、1軍の人と練習を重ねて、スキルアップができましたね。そこからレギュラーまで上り詰めたのですが、ちょうど試合に出始めたときに就活が始まりました。ちなみにその選手が最近、アメリカから会いに来てくれてすごく嬉しかったです(笑)。

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 留学時代に小澤さんの教えでレギュラーを勝ち取った友人との一枚



❏面接で”盛る”ことは絶対にしなかった

—いざ、就活が始まってみて、いかがでしたか?

 非常に楽しかったです。様々な価値観の人とも出会えますし、自分を見つめ直す良い機会でした。自己分析をする中で、自分にはお話させて頂いたようなわかりやすいサクセスストーリーがありました。高校卒業まで挫折のない人生で、大学入学と同時に挫折を味わい、留学で積極性を学んだ結果、結果がついてきたというものですね。そういう響きやすいものを持っているという自負はありました。また、元々メディア系のゼミに所属していたので、実は広告業界を目指していたんです。ただ、”何をやるか”も大事な一方で、”誰とやるか”も大事ですよね。いざ説明会に参加したときに、周りの人たちとやっていける自信がなかったんです。独特な考え方を持っている人が多く、明らかに雰囲気が合っていないと感じました。そこで広告業界は諦め、幅広く全業界をみる事にしました。そのときに某総合商社勤務の先輩から『商社は受けないのか?』と言われたんです。そこで初めて商社勤務の方々にOB訪問をさせて頂いて、「商社は何でも屋さんなんだな」と感じて、この業界ならやりたいことが見つかるのでは、と思い、商社志望になりました。



—OB訪問はどういった形で行いましたか?

OB訪問は部活の先輩経由が多かったですね。体育会の方は後輩の面倒見が良いというのがあるので、紹介して頂いた方から、さらに受けたい会社の方を紹介してもらうと。大学のキャリアセンターからもOB訪問をさせて頂く事も可能だと思いますが、親身になって考えてくれるのか、先輩に紹介してもらったほうが、深い話も聞けるんじゃないか、と考えたんです。なので、キャリアセンターはほぼ全く使っていませんでした。ちなみに商社を志望し始めた時期は2月だったので、説明会もほぼ終わっていたんです。OB訪問をするしかなかった。その中でOB訪問をさせて頂いた方々が非常に情熱的で、明確な目標を持ち、何より業務を面白そうに話してくれた。“自分もこういう人になりたい”と思ったんです。就活の軸として会社に入って何をするかも大事ですけど、“目標とする人の下で働いて、追いつきたい”という思いがあったので、住友商事で働きたいと思いました。


—そのまますんなりと入社まで進んだのでしょうか。

第一志望だったので4月1日から受け始めたのですが、1次面接と3次面接は手応えがなかったんです。ただ、自分の就活のモットーとして“嘘は言わない”という点と “盛らない”という点がありました。1を10にする人っていると思うのですが、1を10にもしないで、1は1で話そうと。全部、正直に話しました。そこで『小澤くんは素直で良いな。自分が思っていることを正直に言ってくれて、人事からするとすごく嬉しいよ』と言われたんです。ちなみに面接日が誕生日の時があったので、『本日が誕生日の小澤有輝です』とか言っていました。自分から言うのも非常に恐縮なのですが(笑)、そこの素直さという部分は評価される対象だったのかなと思います。


—結果として内定を勝ち取った訳ですが、体育会で良かったなと思う部分はどういったところでしょうか。

 言われたことをやる遂行力ですね。体育会出身の方はやれと言われたら必ずやると思います。それにプラスアルファで、“自分には何が足りないのか”というのを考えて行うことができると思うんです。例えば体育会でいうと、大会で成績を残すために、何をどの時期にやれば良いのかというのをチームでも個人でも考えると思うんです。そこの遂行力というのは、培うことができたのかなと思いますね。自分の中で“遂行するために何が足りないのか”という部分を把握する力がある。つまり計画的に緻密に取り組めることができると思います。大雑把にやると計画はうまく行かないと思うんです。“いつまでにこれをやりきる”という部分ですよね。会社でも締め切りがありますし、そこの部分は培えたかなと思います。就活中もその部分は活きていたと思います。面接の際の『何か質問はありますか。』に対して『今後の面接に活かしたいので、改善すべき点やもっと押し出した方が良い点があれば教えてください。』と質問ではなく、アドバイスを頂いていました。そのアドバイスを真摯に受け止めて、次回までに必ず直す癖を意識していました

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❏体育会でのチームプレーが今、役立っている

—今は1年目ということですが、どういったお仕事をなされているのでしょうか?

建材・セメント部の建材チームに所属しています。担当は国内メーカーさんの外壁材や屋根といった建材を海外に輸出しています。主要な輸出国は、ロシアやチリですね。建材はある程度都市が栄えていているところに需要があるんですよ。ただ、まだ学ばせて頂く機会の多い1年目ですので、先輩方にサポートして頂いて業務を行っています。船積み業務であったり、海外の方から『こういうものを下さい』という要望を受けた際にメーカーさんに繋いだり、海運部、輸出部の方々と「この船に乗せたいので、いつまでに納入をすればよいですか?」というようなコミュニケーションをとっています。海外の方とのやり取りはもちろん英語なので、苦労していますね。ですが、できるだけ早く海外、特にロシアに駐在したいという思いはあります。業務では間をとりもつことが多いのですが、そこは体育会でチームプレーをしていて良かったなと思っているんです。ラグビーというスポーツは体が大きい人、背が低い人、足が速い人といったそれぞれの個性に合ったポジションがあるんです。それは会社でも言えること。海外の販売先や海外事務所の方、メーカーさん、海運部、輸出部。その方たちと密にコミュニケーションを取っています。


—最後になりますが、これから就活を迎える体育会学生へメッセージをお願いします。

人生の20年間でスポーツをやってきた事でしか培えない事が必ずあると思います。その培った事を是非活かしてください。私は遂行力や人との繋がりの大切さを学びました。またそれぞれ自分の個性というものを持っていると思うので、その個性を潰さないことも大事だと思います。そして、就活がゴールではなく、スタートにして欲しいです。就活は数十年後に自分がどうなりたいかという為のきっかけなので、入社がスタートと考えられる会社を選んでください。そのスタートに立つために嘘はついてほしくないですし、今までの20年間で何をやってきたかを話せば、体育会出身の学生は評価をしてもらえると思いますので、嘘をつかずに自分の心と対話して臨んで欲しいと思います。


<取材・文・写真/竹中玲央奈>



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小澤有輝(おざわ ゆうき)

法政大学ラグビー部卒

住友商事株式会社

建材・セメント部 建材チーム 所属

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