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2016-05-20
インタビュー

アスリートOG・OBインタビュー⑪ 株式会社カネカ 藤村 智苗さん (成蹊大学アメリカンフットボール部 卒)


CSParkの姉妹サービスとして2014年より始まった体育会学生の就職サポートサービス"CSPark Career"。 ここでは体育会学生が就職活動と部活動の2つを両立し、共に全力で取り組めるようなイベントやサービスを提供していますが、サポートの一環としてCSParkと連動した"元体育会学生"によるインタビューを連載しています。


"体育会の強みって?"


"スポーツしかやっていなくて就職活動が不安…"


"実際に先輩たちはどういう仕事をしているの?"


… など、自分の進路を考える上で悩みは尽きないもの。その疑問や不安を解消し、1人1人の体育会学生が自信を持って就職活動に臨めるように、先輩たちが部活 に励む体育会学生の皆さんへのメッセージを添え てインタビューに協力をしてくれました。第11回は成蹊大学アメリカンフットボール部の卒業生であり、現在は株式会社カネカにお勤めの藤村智苗さんにお話を伺いました。




❏メーカーに入り最初に学ぶのは工場での経験。

−まずは、スポーツ歴を中心とした自己紹介をお願い致します。

 私は日本で生まれたのですが、2歳のときにアメリカのオハイオ州で5年半過ごして、再び日本に帰ってきたんです。その後を日本で過ごし、中学受験をして日本の私学に入ったのですが、中学1年生の夏休みにまた、アメリカへ行ったんです。そして高校1年生の夏休みに日本に帰ってきた、という流れです。なので、アメリカに2回行っていました。幼少期に過ごしたアメリカはシーズン制でスポーツをやるのですが、その見解で小さい時はテニスとサッカーの両方をやっていました。そして、帰ってきてからは高校の部活でも引き続きサッカーをやっていました。ただ、大学でサッカー部の仮入部をした際に高校サッカーで燃え尽きたせいもあり、意欲がなくなっていることに気づきました。サッカー部に入るのをやめて、サークルに入ろうと思ったんです。ただ、それを父親に伝えたらものすごく怒られて、『体育会に入らないと学費を払わない』と言われたんです(笑)。そこから、”大学から始められるスポーツ“を探してアメリカンフットボール部に入りました。ラクロスとも迷ったんですけど、高校時代のサッカー部の先輩がアメフト部にいたという関係もあり、そちらを選んだ形です。



—大学でアメフトに初挑戦をして、いかがでしたか?

 いざ初めてみてすぐにレギュラーにはなることはできなかったのですが、サッカーの経験者はキックができるということで重宝されたんですよね。ただ、蹴ることが当たり前のサッカーをやっていた自分としては不思議な感覚でしたね。1年目は1試合しか出られなかったのですが、もともとアメリカ時代にやっていたサッカーもかなり激しかったので、コンタクトスポーツに対しての抵抗感もなく、すぐに馴染めました。加えて、部員も少なかったので2年生からスタメンで出られました。今でも社会人リーグで続けていて、アメフトに挑戦して良かったなと思っています。




—入社後から現在の仕事について教えてもらっても良いでしょうか

 カネカはメーカーなので、1、2年目は工場で物づくり現場を見るという流れがあるんです。ただ、最近は工場を経由せず直接本社にいく人もいます。基本的な考え方として、物づくりを知っておくべきだというのがベースにあると言われています。私自身、ここの経験は積んでいて良かったなと思います。



—どういった流れか、詳しく教えてもらえますか?

入社して、最初の3週間は同期全員で泊まり込みの研修を行います。全社研修の3週間が終わった後、各工場に移動し1ヶ月半の製造実習を行います。製造現場は24時間稼動しています。勤務体系を説明すると、8時間勤務aを3班に分けて仕事をするんです。ざっくり言うと先番(6時〜14時)、中番(14時〜22時)、後番(22時〜6時)をローテーションしながら勤務するのですが、この22時からの後番が大変なんです。休みを挟みつつ全ての番を4日間ずつ働くサイクルを1ヶ月半の間繰り返しました。体はけっこうきついですけど、工場の人はそういう形態で働いているというのを知ることが出来るのは重要ですよね。私が配属先として赴いた滋賀工場は携帯電話のフィルムを作っているのですが、その製造現場を観るという形でした。ただ、危ないので私たちは作業に加わることはできません。そこで何かしらのテーマを見つけて、発表会などを行っていました。そこで1,2ヶ月たったら、工場の総務チームに配属されました。そこでの仕事は、会社の行事企画(スポーツ大会、社員旅行等、)高卒生の採用や、寮・社宅の管理厚生担当などがありました。そこで2年間勤務をした後、配属面談を経て東京に戻ってきました。その後、1年半は医療器事業部総括グループという場所で、医療機器の損益管理を行いました。売上や利益を見るなどの、オフィスワークです。毎日パソコンとにらめっこでしたね。その後、出向して在庫の管理を半年行って、その後に海外営業に移ったんです。色々と経緯があって、医療器事業部海外事業推進グループというところに配属されたのですが、国内営業を飛ばしてここに異動になりました(笑)莫大な知識が必要となる医療業界で、日々勉強中です。



—どういったことを勉強しているのでしょうか?

 心臓の構造や、カテーテルに使用用途などなど・・・。製品の名前はわかるのですが、製品がどこでどういう風に伝われているかというところを理解しないといけないんです。特に国内の営業先はお医者さん。ただでさえ頭のいい人を相手にしなければいけないので、こちら側も学ばなければ相手にされません。あとは、英語の勉強です。アメリカに住んでいたこともあり普通には喋れるのですが、ビジネスにおけるメールでの言い回しとか交渉という部分は日本語でも経験をしたことがなかったので…。ステップをかなり飛ばしてして希望の部署に配属をされた訳ですが、自分のビジョンとして“海外営業”というのがもともとあって、それを叶えてもらった以上、言い訳はできないですね。



—海外への営業はどういったものなのでしょうか

 基本的に代理店営業になります。学会時には、海外のドクターの方が日本にくるので、そこで製品説明や接待などもあります。国で言うと、カテーテルに関して弊社が手を入れているのはインドネシア、タイ、インド、韓国、中国、マレーシアなどのアジア系の国です。国内営業だと営業とマーケティング、開発と別れるのですが、海外だとそれが一本化されるんです。結局、営業は単なるセールスマンではないので。“海外事業推進グループ”と統一されているので、マーケティングも、売りに行くことも自分たちです。大変そうですよ。アポイントをとって、いざ英語の契約書を見ても “これが自分の会社にとって損か得か”といのは自分自身では判断できないし、もちろん上司に見てもらわなければいけないのですが、そういう部分を1人でやっていくようにしなければいけないというプレッシャーもありますね。ただ、エネルギッシュで若いという部分も期待されているのが、良かったです。今までの業務とは比べ物にならないほど難易度が高く苦戦していますが、頑張ろうと思います。



❏体育会学生は理想とする組織の姿をわかっている

—数多くの業務をこなしてきたようですが、その中で“体育会部活で過ごして良かった”と感じた場面はありましたか?

スポーツをやっている人は体力がありますからね(笑)おそらく、体育会でやってきた人はみんながみんな、それがあることが当たり前だと思っているんですよ。知り合いに仕事のモチベーションがものすごく高く意欲的な方がいるのですが、すぐに体調を崩してしまうということで悩んでいました。体育会でやってきた人は、基礎体力は本当にあるので、社会人になっても色々な業務が普通にこなせる。これはなかなか本人としては気付かないけど、かなり大きな強みだと思います。基本的に一般の人がすごく“しんどい”と思うことを我慢できますよね。あとは、上下関係がしっかり理解できる。先輩、後輩との交流の仕方をしっかりとわかっているのと、その場の空気を読むことに長けていると思います。。

 また、理想とする組織の姿をわかっているかなと。体育会の組織って縦社会なので、ある種会社と一緒なんです。その中で4年間過ごしていると、どこかしらで“この年度、この時のこういう体制は良かったな”という理想の時期が、振り返ってみれば誰にでも存在すると思います。私が4年のときのキャプテンが凄くリーダーシップがある方で、「こういう人になりたいな」と思っていたのですが、モデルとなる人がいたのは大きかったです。あとは、体育会ではいわゆる試合における”勝ち負け”が存在すると思うんですけど、仕事も同じだと私は感じています。基本的に勝ち負けが付くものだと。『やるからには勝ちたい』という思いがあると思いますし、体育会の人はそこにこだわる人ばかりなので、その強い思いが会社に入ったとしても絶対に生きます。そこにこだわるほうが、いち社会人として良いんじゃないかなと。



—最後に、体育会の学生へのメッセージをお願いします。

今やっていることを必死にやってほしいですね。高校でも大学でも「自分は死ぬほどやった!」と思うことがあるかとは思うのですが、ほんとうにやりきったと言える人もなかなかいないのかなと思います。それはなんで思うかというと、ちょっとした後悔があるからだと思うんです。なので自分が胸を張って言えるものは何でも良いと思うので、特に部活ですよね。そこを全力で出してほしいです。“やりきった”と思えるように頑張ってほしいです。


<取材・文・写真/竹中 玲央奈>



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藤村 智苗 (ふじむら ともなえ)

成蹊大学 アメリカンフットボール部 卒

株式会社カネカ

海外事業推進グループ

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