もし、社会人1年目の私が就活をやり直すなら?元立教大学女子ラクロス部出身
「大学に入学をしてからもっと真剣に学部を選べばよかった!」
「今日の試合の前にこういう準備をしておけば、勝てたかもしれない!」
そんな後悔をしたことはありませんか?
それぞれ、様々な後悔をしてきたのではないかなと思います。
ですが、就活ではそんな後悔をもうしたくありませんよね?
最近の統計によると社会人10年目までの約8割が就活を後悔しているそうです。
本日は、体育会の先輩ですでに働いている先輩たちに、どのような就活をしていたのか?や"就活時代"にやっておけばよかったことをインタビューしました!
*全部で8つの質問にお答えいただいたので、気になるところだけでも読んでみてください!
第1弾はCSParkCareerに足繁く通い、見事第1志望の会社から内定を獲得した、元立教大学女子ラクロス部出身・旅行業界勤務の安原さんです!
Q1.学生時代と比べて生活はどう変わりましたか?
出会う人、話をする内容、時間の使い方、全てが大きく変わりました。
学生の頃は関わることのなかった方と商談をし、様々な社会人の方にお会いし、「お金を稼ぐ意味」を考える機会が多くありました。「何の為にお金を稼ぐのか」を考えることは、「何の為にお金を使うのか」を考えることであり、自分自身のこれから進んでいきたい道もはっきりさせていくことができた1年でした。
Q2.今のお仕事について教えて下さい。
旅行業界で法人営業を担当しています。
主なクライアントは、アーティストやタレントの所属する事務所です。ライブやイベントの際に発生する、アーティスト本人やお客様の移動手配を行います。新規提案では、イベント自体の企画から提案することもあります。学生時代には触れることのなかった業界で、決して話す機会もなかった方とお仕事をさせて頂くことになり、1年前の自分は想像もしていなっただろうという思うことが多々あります。
法人営業ではありますが個人のお客様に商品を売るノルマもあり、営業活動を行っていく中で学生時代やこれまで関わらせていただいた方に支えて頂き、応援して頂いていることを実感しています。
Q3.部活の経験がいきたと思うことはありますか?
「前に進む力」です。
立教女子ラクロス部は選手だけで約180名が在籍し、その中で一選手として自分を生かし続けることは、簡単ではありませんでした。
正直、自分に負けることの連続でしたが、1つだけ誇りに思えることがあるとしたら「自分のチームにおける活かし方」を常に考え行動してきたことです。私は大学4年間で、AチームからDチームまでを経験しています。選手としてもコーチとしての立ち位置も経験しました。1か月の休みをもらい、短期留学を経て自分の可能性も広げたこともありました。
様々な状況に立たされましたが、常に持てるものを信じ自分で前に進んできたと、思っています。
(強豪、立教女子ラクロス部)
今、会社にいる中で「待ち」の状態を貫いていても、誰も仕事を振ってはくれません。
数字を取ってきてはくれません。自分から”やりたい”を形にする為に、出来ないことを相談する、クライアントとの人脈や自社商品の情報を人に尋ねてとりに行くという「切り開いていく力」は、これまでの自分の人生の中で当たり前にあった部活を通じて、養われてきたものなのかもしれません。
Q4.一言であらわすとどのような就活でしたか?
「自分の幸せを探し続ける」就活でした。
就職活動を通じて、自分にとっての幸せは「周囲の人たちが本当に心から望むものを見つけ、その夢に向かって生き生きと進んでいられること」だと気づきました。
これはこれからの人生で様々な経験を経て、変わっていくものですし、磨かれていくものだと思います。しかし必ず、就活時点での道・幸せを見つけることが就活の成功につながるのではないかなと思います。
多くの人が、大学に進学するまでは、ある程度決まった道を進んできたと思います。ですが、学生生活を終え、社会人になるという事は、今まで経験したことない仕事や、全く聞いたこともない仕事も含めて選択肢になります。
そんな中でこれまでの人生を振り返ってみて、1番充実していたと感じるのはいつか、それは何をしていた時かを振り返り、当時と同じような感情を感じられそうな仕事は何なのか、見えない答えを見つけにいくのが就活でした。
自分なりの正解を見つけるためには、新しい道すなわち職業についての情報収集はもちろん、「何が自分にとっての幸せか」を知る事が本当に大切でした。
周りに合わせて就活をするのではなく、自分の幸せを探し続けることで、納得して就活を終えれるのではないかなと思います。
Q5.どのように就活をしてきましたか?
私は3年生の春ごろからインターンに参加し始めました。夏にも5日間のインターンシップに参加していましたが、まだその頃は本格的に就活を始めていたわけではなく、手を付けていることに満足してしまっていたなと思います。
自己分析をして自己PRを準備し、業界分析をして志望理由を書き始めたのは、3年生の年明けからでした。きちんと会社を理解できるようになってきた頃には応募がスタートしており、希望の業界が幅広かった私は時間がないと焦っていた記憶があります。
3月頃になって、1人で就活を行っていくことに限界を感じるようになりました。自己PRは読み手には伝わっているのか。もっと深堀をしたほうがよいのか?、多くの会社をくまなく調べることは自分ひとりではできない。そう思い、部活の先輩が利用していたエージェントを利用し始めました。初めてCSParkCareerの面談にきた時、「もっと早く来ればよかった」と強く思ったのを覚えています。
就活は、誰もが初めての経験のため、周りをいかに頼らせてもらうかが勝負の決め手になるなと思っています。
私の就職活動は、全てが順風満帆というわけではありませんでした。大学2年生の時、今勤める会社の社員の方が毎週登壇してくださる授業を受けたときから「ここだ!」という希望を持って就職活動に取り組んできました。だからこそ、第一志望の一次募集に最終選考で落ちたときには落胆しました。
しかし、まだ二次募集がある。希望がある限り諦めるという選択肢はありませんでした。他社内定を持ちながら選考自体は7月まで続け、第1志望の会社にやっと内定を頂くことができました。
Q6.戻れるのなら、いつに戻って就活をしますか?
大学3年生の夏です。部活に精を出しつつ、とにかくたくさんの人に会います。企業や業界を知り尽くすのには時間がかかりますが、1番効率的に「社会」を知れるのは、社会の先輩に話を聞くことだと思います。
そして社会人として「こうなりたい!」と思える方に出会う事だと思います。すぐに出会えるとは限りませんが、社会人と会い続ける中でそんな存在にいつか出会えるはずです。
Q7.やってよかったと思う事はありますか?
「人の助けを借りたこと」と「自分自身で突き抜けた」ことです。
1つ目の「人の助けを借りたこと」に関して、私はもともと人の助けを借りることがとても苦手な性格でした。部活をやっていた時も、極限まで自分で抱え込み、本当にどうしようもなくなった時には助けを求めることもできなかった経験をしました。
その時学んだことは、人を頼ることは負けでも恥ずかしいことでもなく「そうしなければ誰も前には進めない」ということでした。
就活を通じて、時間を割いて下さった様々な先輩、選考のたびに電話をくれるエージェント、無条件に大丈夫と言い続けてくれる友達、沢山の人に支えてもらいました。
今もその人達とは、頼らせてもらった分だけ、その後も心強い関係が続いているように思います。
2つ目に「突き抜けたこと。」いくら選考に落とされても内定を手にできず焦っても、決して妥協はしませんでした。欲しい結果にこだわり続けたことが満足して就活を終えられた理由だと思います。
Q8.後輩に伝えたい事を教えて下さい!
当時は、「体育会は就活に強いよね」「大学の体育会は素晴らしい組織だ」そのように周りから言ってもらえることもありましたが、自分自身はその言葉の意味を感じられていなかったように思います。
ただ辛いな~、必死に前を向こう、と目の前のことで精一杯でした。でも、それで良いと思います。
あの時「夢中」になっていたことは必ず、その後の人生に後から生きてくるものです。今ここで頑張ってることが何になるんだろう…そう思う瞬間が誰にでもあると思います。私もありました。
就活も同じだと思います。この選考に落ちたら、受からなかったら…起こってもない未来を心配する必要はありません。
部活も、就活も、どんな結果になろうともその時に「夢中で」取り組んだことは、何かしら今に繋がっていきます。安心して突き抜けてください。走り抜けてください。周りに頼って進んで下さい。
だからこそ、周りがやっているからという理由でなんとなく就活をするのではなく、自ら主体的に就活をする意味を見つけ、必死に就活に取り組んでほしいです。
部活も就活も、これ以上やれる事はなかったと思えるくらいに駆け抜けることが、自分にとって最高な今に繋がっていくと思います!