【25卒・同志社大学居合道部】〜自分のやりたいことを、実現するために〜
「自分のやりたい」を叶えた就職活動
居合道部の主将をしながら就活に奮闘した西島さん。
主将という立場でプレッシャーもあり、部活では挫折しそうになったこともあったそうです。
それを乗り越えながら、挑んだ就活。
部員の気持ち・家族の気持ちなど、周りのを気持ちを大切にしながらも、
自分自身が納得のいく道を切り拓いた西島さんの就活体験談です。
「人を笑顔にする」という想い
幼い頃から、人のために尽くすことを「楽しみ」と感じ続けていた西島さん。
そんな西島さんにとって、「人を笑顔にする」という想いは大きく、軸はあっさりと決まりました。
「周りの人を笑顔にしたい」
「仕事でだれかを笑顔にしたい」
「家族にも笑顔でいてほしい」
これまでの人生でやってきたことを就活にも当てはめて
「『笑顔』を作り出す」という軸で就活をスタートしました。
想いだけでは進まない就活
あっさりと就活軸が決まった西島さん。
ただ、大切にしたい想いが見つかった後は苦労が続きます。
「やりたいことを実現できる業界は?」
就活エージェントと自己分析をしながら
人を笑顔にするための、具体的な方法を考える中で、
・モノを通して人を笑顔に
・相手を笑わせて人を笑顔に
・人生のターニングポイントに関わって人を笑顔に...etc
同じ『笑顔』でも、様々な種類があることに気づきました。
どんな笑顔を作りたい?
就活を進める中で「笑顔」の解像度があがり、
改めて自分が作りたい笑顔ってなんだっけ?と深堀ったことを覚えています。
助けを必要とする人を笑顔に
これまで自分が人生で作りたかった、そして作ってきた笑顔。
それは「助けを必要としている人」に手を差し伸べてつくる笑顔でした。
そんな私の原体験は、自分が抱えていた病気によるものが始まりだったかもしれません。
【幼少期の原体験】人に尽くし、笑顔にできた
幼い頃、喘息を患っており
周りの友だちと同じように外で活発に遊ぶことができませんでした。
行動の制限がある中で
他の人の手助けをするのが当時の自分が「生きる」ことであり
自分にとって楽しいことだったのです。
誰かのために行動し相手が笑顔になると、
うれしい気持ちになったことをよく覚えています。
【大学の原体験】主将として、部員のために
人のために動くことが好きで、楽しみとも感じる自分にとって、
居合道部主将という立場は、
様々なことを考えさせられ経験できる場所でした。
苦労や挫折を乗り越えて笑顔に
部のため部員のためを思い注力するのは大変でしたが、とてもやりがいがありました。
しかし居合道部の主将になった当初は、
部のことや部員のことを考えた「主将としての動き方」に慣れておらず
見えないプレッシャーに押しつぶされ、心が折れそうな時がありました。
主将は、事務的な業務量は多くないのですが
部員のフォローや外部とのやり取りなど、目には見えない仕事があります。
他の役職の人が、実務的な「仕事」してくれているのに
自分は何もやっていなように感じる時があり、
苦しくて部活に行けなくなる時期があったのです。
でも、その時は周りの部員に助けられました。
「頼りにしている」と言ってもらい自信を持つことができるようになりました。
そしてまた、部のみんなのために力を尽くせるよう
困っている部員には声をかけたり話を聞いたりと
自分らしく主将として部を支え、笑顔が広がるよう働きかけました。
~大会での西島さん~
未来に悩んでいる人を支える人材業界へ
「人を笑顔に」する方法はたくさんあると思います。
自分は、「人材業界」や「食品業界」などの企業へエントリーしいましたが、
自分が希望する「助けを必要としている人に手を差し伸べてつくる笑顔」は、人材業界だと思いました。
経験と照らし合わせて気づいた「人材業界」の魅力
人材業界に惹かれていく理由は、
・主将として各部員のことを見ながらメンタルケアをする日常
・直接的に誰かの人生を支える人材のお仕事
が繋がったからかも知れません。
人材業界では、人生の分岐点で悩んでいる人と出会えます。
そこで出会う人の未来への道が、明るく輝くものであるよう
共に考え、アドバイスをしながらサポートしていく。
その過程で「笑顔」を生み出すことは
助けを必要とする人の笑顔を作り出せる仕事そのものでした。
「人材業界」に不安そうだった両親
自分の就活について初めて親に話した際は、
人材業界に詳しくないこともあり、応援してくれる様子ではなかったです。
自分がやりたい仕事に就いて、仕事で人を笑顔にできたとしても
家族が笑顔じゃないのはちがう。
自分の中では「人材業界」と絞れてきたけれど、
両親の理解を得ないまま、自分の思いだけで突き進むのは自分のしたいやり方ではない。
そう思うと悩み、一歩立ち止まって考えました。
大手も視野に入れて受けたのですが、受けていく中で惹かれる感情にはならず…
大手ではないですが、自分の力が最大限に活かせるのはやはりここだと思う企業がありました。
それはやはり、自分の言葉や支えで、
悩んでいる人を勇気づけられる仕事・未来を切り開くサポートができるイメージが強くわいた企業でした。
そこに進むためにはもう一度、両親に話をしたいと思いました。
この仕事に就いて、親も笑顔にできる。
そう思えるくらい「人材」に対する気持ちが深くなった時、
改めて想いやビジョンを両親に伝えました。
両親は初めの頃の反応とは大きく変わり
自分のことを信じてくれ、応援してくれるようになりました。
家族にも笑顔でいてほしかったので
きちんと心の整理をして両親と向き合うことができ、本当に良かったです。
後輩へのメッセージ
部活で経験をつむことが自分の未来へ活きる
部活に真剣の取り組んできたというだけでアドバンテージになると思っています。
部活はそれだけ価値のある経験ができる場所だからです。
自分は就活でビジョンが浮かばず悩んだ時も、
部活での経験と重ね合わせて考えたり選択したりしてきました。
具体的に将来のことが決まっていない人は、部活での経験を照らし合わせてみたら良いと思います。
部活で感じた楽しさや辛い経験を掘り起こし、将来を見つめると
自分はこれからどうしたいか、どんな環境にいたいのか、を知るヒントが見つかるかもしれません。
部活での経験は、社会に出て活かせるものがたくさんあると思います。
自分のやりたいことを実現するために
今は、目の前の部活に真剣に取り組みながら経験を積み
自信を持った自分で就活に挑んでください。