ブリストル大学ラクロス部麻生くん~体育会就活体験談~
プロフィール
大学:ブリストル大学
部活動:ラクロス部
名前:麻生諒也
内定先企業:ウェブマーケティング
大学時代には体育会学生としてラクロスに打ち込み人生初の幹部も経験した一方で、大学4年次にはイギリスへの留学を決意し様々なことに挑戦してきた麻生君の就活に迫りました。
イギリスでスタートした就職活動
4年次に就活ではなくイギリス留学を決断した理由は2つあります。1つは小学校から大学までずっとスポーツに打ち込んできた一方で、どこかでしっかり勉強しておきたいという気持ちが心の片隅にあったからです。そして2つ目は大学3年次に祖父母に言われた「部活ばかりでなくもっと勉強して欲しかった。」という言葉の影響でした。留学を資金面で援助してくれた祖父母に恩返ししたいという気持ちもあり、大学院で勉強してから社会人になっても遅くないと思いました。
インターンでSEOディレクターとして仕事をしていたこともあってウェブデザインやITに興味がありました。その中で興味のあったサイバーエージェントさんの動画を見た際に、サイバーの方とCSParkCareerの中島さんがお話ししていたのを見つけました。そこで初めて「体育会就活をサポートしているところがあるんだ!」と思って、そのままCSParkCareerの面談に申し込みました。
夢は心躍る体験のデザイン
インターンシップでSEOディレクターやウェブサイトのオウンドメディアの記事作成経験から「言語化」を通じてこの夢を実現していきたいと面接でも話していました。この言語化力を使って、いかにキャッチーにポップに伝えていくか?を考えたときにUXライターという将来像が出てきました。昔に比べて広告デザインの重要性が増してきていると感じるので、機能面だけではなく、デザイン面にもこだわったユーザー体験を提供したいです。
これを踏まえて就活軸は4つありました。
まず主軸として
(1)デジタルマーケティングに関われるか?
デジタルマーケティングにこだわっていた一番の理由としては自身が仕事としてやっていた経験であることが大きかったです。またデジタルマーケティングの特徴として変化が激しい業界でもあっため、頭打ちにならず自分自身のスキルを常に磨いていくことができる点も価値観とマッチしていました。
この主軸に対して、他の3つの軸を持っていました。
(2)クライアントと密にかつ直接関われるか?
人の心を動かしていきたいというビジョンがあり、人のため主義のような考え方が大きかったです。お客様との距離が遠いクライアントワークよりはコンサル寄りのソリューション提案をすることでよりお客様と深くかかわっていきたいと思っていました。
(3)デザイン思考かつUX考慮クリエイティブやコピーに携われるか?
実現したい「心躍る体験をデザインする」という夢に向けて、UX考慮のクリエイティブやコピーライティングに関われる環境であればいいなと思っていました。
(4)チームでプロジェクトに取り組めるか?
これについては理由が2つあります。1つはUXライターの仕事はチームで動くからチームで取り組めるプロジェクトがあるかどうかが重要でした。そして2つ目は今までの部活経験を踏まえ、1人で動くよりは周りをまとめたり周囲と協調していくことで自分自身が発揮できると思いました。
就活軸を過去ベースから将来ベースで落とし込む
最初は過去経験を振り返るなかで価値観探しから始めて、就活軸に繋げました。すると
・変化に対して挑戦していきたい
・チーム主義
このあたりが出てきたんですけど、これだと該当する企業が多すぎて絞り切れなくて…(笑)
そこで「今自分は何をしたいのか?」「将来どうなりたいのか?」という未来の要素も考えるようになったんです。それによってはじめてクライアントやデザイン思考という視点が出てきました。
将来像との結び付けはどのようにやったのでしょうか?
これについてはかなり苦労して、最初は夢があったら楽だろうなと思って探し始めました(笑)
でもそれって俯瞰的に見たらかなり血迷っているなって思って…。夢までいかなくても将来どういうことをしたいかとかどういう世界観をつくりたいかは漠然とあったんですけどそれが言語化できていない状態でした。
とにかくたくさんの人の「夢」を聞いた
夢を言語化するためにマッチャーや、CSParkCareerのような就活サービス、面接時の逆質問を使ってとにかく多くの人に「夢は何ですか?」と聞いていました。社会人と話すなかでUXライターという将来像が固まっていったと思います。
「夢」に限らず色々な人に相談したことは大きかったです。自分の中で考えることには限界があると思っていて、自分の考えや想いを自分の中で理解できていてもほかの人の受け取り方は違っていたりします。だからこそ正直ベースで話して相手の意見も聞く中で「こういう考えもあるんじゃないか」という考え方や知識が広がったと思います。
後悔していることはありますか?
いろんな人のお話を聞くなかで、すべての意見を真に受けて改善しようして自分が何者か分からなくなってしまったことです。他者の意見を取り入れるかどうかの線引きは自分にしかないため、「自分とはこういうものだ!」という価値観や就活軸が定まっていない状況でなりふり構わず人に頼ることは良くないなと学んだ経験でした。
23卒の学生さんへメッセージをお願いします!
就職活動の中で特定の1社のみに思い入れが強すぎるのも逆によくないなと思いました。就活はマッチングなので、自分の性格と会社を理解して環境が合ってることを理解した上で選考を受けないと結局面接に落ちてメンタルでやられてしまうと思います。
戦う土壌も調べきった上で選考に臨むことも大事だと思いました。落ちてしまうことも当たり前なので、自分のペースで気楽に頑張って下さい!