【24卒・明治大学/サッカー部】佐藤さん 〜二度の決断をした就職活動〜
プロフィール
明治大学
サッカー部所属
佐藤文太さん
内定先業界:海運業界
「プロのサッカー選手か、就職活動か?」
「憧れの職種か?自分がやりがいを感じられる職種か?」
人生の転機でもある、就職活動で
二度の重要な決断を行った佐藤さんの就活体験談です。
就活vsサッカープロ選手?
これまで続けてきたサッカーと
これからはじまるかもしれない就職活動。
どちらを選択するかで、かなり異なる人生になるため当初は
どちらか選択することができませんでした。
ですが、就職活動を通じて自身の「なりたい姿」を明確に描けたことで、
企業への就職を本気で目指し始めます。
大事にしたことは「人々を支えること」と「経済的な安定」。
また、昔から好きな乗り物を通して人々を支える仕事ができたらなと漠然と考えていました。
一方、サッカー選手としての生活はピンキリで、公式戦に出られない選手の収入は上限が決まっているという厳しい現実を直視せざるを得ませんでした。
なりたい姿を明確にする中で、プロサッカー業界の
現状を深く知るにつれて、就職活動に本腰を入れました。
その中でも合同説明会で「ここに行きたい!」と思える理想の企業に出会えたことも、就職活動を頑張ろうと思えた一つの理由です。
理想の企業とは?
就職活動を通じて理想の仕事を見つけるために
軸としたのは「社会を支えたい」という思いです。
地元宮城県での東日本大震災を経験し、社会の基盤となるインフラの重要性を強く認識し、
「社会を支えられる」仕事を中心に企業・業界を見ていました。
そんな中、合同説明会ではじめて出会った「海運業界」。
海運の仕事は「社会を支える」「インフラのインフラ」と言われており、
そこに大きな魅力を感じ、海運の仕事に惹かれていきました。
また、これまでサッカー部・ゴールキーパーとして活躍してきた経験もあり
社会を支えられること以外に、「チームで協力する」という価値観への一致も強く惹かれた理由かもしれません。
価値観探しの自己分析
就活での大きな判断軸ともなった「チームで協力する」という価値観は自己分析を通して見つけました。
自分の幼少期から現在までの出来事や印象をすべて書き出し、どのように感じたかをノート10ページに詳しく書き出しました。
この過程で自分が求める「認められたい」という承認欲求と、「家族と長く過ごす」などの愛情欲求の2つが強いことに気づけました。
「承認欲求→経済的な安定」
「愛情欲求→仲間と共に何かを達成する」
仕事という風に自分の価値観と企業の特性を結びつけることで、ミスマッチの少ない企業を選ぶことができたのではと考えています。
普段の生活の中では抽象的な、嬉しい!楽しい!悔しい!というふわっとした感覚を
自己分析を通して “言語化”できたことで、納得度の高い、理想の企業に出会いやすくなったのではと思っています。
逆に、こういった軸なしに、就活を進めていたら、無駄な時間を多く過ごしてしまったり
特に忙しい体育会学生にとってはしんどいと感じる場面が多くなるかもしれません。
第二の決断・希望職種変更
そしてもう一つの決断は、希望職種についてです。
「憧れの航海士vs強みを活かせる機関士」のような構図でした。
航海士は最終的には船のキャプテンになっていくようなお仕事で、機関士は船が安全に動くための整備を行う職種。
当初は憧れを持っていた「航海士」に引かれていました。
憧れだけで、職種を志望することも考えたのですが、これまでのサッカーの経験を振り返ると憧れだけではやっていけないと感じる部分もあり
改めて自分の自己分析結果と照らし合わせてみたんです。
先輩たちにお話を聞き、実際に働いてる様子ややりがいなどを聞く中で
シフトなども交代制で個の力が重要視される「航海士」よりも
「チームで協力する」という価値観を体現できるのは常にチームで行動する「機関士」でした。
現時点ではこの決断が将来も正解と言えるかはわかりませんが、
憧れだけで職種を決めるのではなく、これまでのサッカー人生を通して
楽しかったことや、悔しかったことと照らし合わせた上で自分にとって最適な選択ができているのでは?と考えています。
25卒へのメッセージ:就活成功の秘訣
SPIテスト対策
体育会学生は、面接まで行けば一定評価されるものの、SPIテストやエントリーシートで落とされてしまうという、もったいない経験をすることが多いと聞いたことがあります。
私も最初はとても苦労したのですが、根気強く早期から取り組むことで
テストセンターを突破できました。
特にこの時期はまだ就活始めなくていいや!と考えてる方には特にSPIだけは事前に取り組んでおいてほしいです。
(面接に行く前に落ちてしまうのは本当にもったいないです…!)
ES(エントリーシート)の準備
ESは最初の1枚を書き終えるまでにとても時間がかかります。
1社に1週間を費やしたり、3つの質問に1,2ヶ月かけたこともあります。
ただ、経験を重ねると一日一社以上ののペースで書けるようになったりします。
就活が本格化したタイミングで納得度の高いESを提出するためにも、ESは早めから書き始めることをおすすめします!