【体育会学生に読んでほしい】業界研究ラボ-IT業界-
はじめに
近年の就職活動のトレンドの一つとして、「IT業界」があげられます。実際、技術の進歩による影響を受け、この10~20年ほどでその様相が大きく変わったといえる業界でもあります。
スマートフォンを持つのが当たり前になった世代、個人でパソコンを持つのが当たり前の世代である大学生にとっても、「IT」というのは身近にあり、興味を持っている人が多いのではないでしょうか?
この記事では、いまさら聞けない「IT業界」についての基本的なことを紹介したいと思います。
どんな業界なのか?
「IT」は「Information Technology(インフォメーションテクノロジー)」の略で、日本語に直訳すると「情報技術」になります。つまり「IT業界」というのは、「情報」に関する「技術」を取り扱う業界のことを指します。
とはいえ、「情報」に関する「技術」とはどのようなものがあるのでしょうか?企業向け(BtoB)の事業を生業としている企業や、一般人向け(BtoC)に事業を展開している企業もありますが、この記事では5つに分けて紹介していきます。
・インターネット・WEB業界(LINE、GungHo、DeNA etc)
インターネットやWEBを活用して事業・サービスを展開するのがこの業界です。「IT」と聞いて真っ先にこの業界を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
パソコンやスマートフォンの普及によって市場が拡大し、一躍トレンド業界の仲間入りを果たしましたが、この拡大の勢いは今後も続いていくことが予想されています。大学生・高校生に人気のスマートフォンゲームや、SNSなどを扱っている企業をイメージしてもらえると理解しやすいかと思います。
・通信業界(NTT、KDDI、Softbank etc)
通信インフラを扱う業界を指します。通信インフラでいうと「NTT」や「KDDI」、携帯3大キャリアと言われる「docomo」「au」「Softbank」をイメージしてもらえればよいかと思います。電話・インターネット・光ファイバーなどが利用できるように整備したり、新しい技術を開発したりすることが主な事業となります。
この通信業界は「IT業界」の中でも中核を担っており、この業界の発展が、今後の「IT業界」の発展を占うといっても過言ではありません。最近のトピックスとしては新しい通信システム「5G」が世間を騒がせていますよね。あとは、ここ数年でいい気に知名度を得た「格安SIM」もこの業界に属しているといえるでしょう。
・ソフトウェア業界(Windows、Linux、Apple etc)
「Operating System(オペレーティングシステム:OS)」や、パソコン・スマートフォンで使用するアプリケーションを開発・運営する業界です。
インターネット環境を整える通信業界も「IT業界」には欠かせないですが、パソコンやスマートフォンで様々なことができるのはこのソフトウェア業界があるからこそなので、かなり重要や役割を果たしていると言えます。
スマートフォンができたことでアプリケーションサービスの技術が一気に加速し、これからも加速し続ける業界であることは間違いないでしょう。
・ハードウェア業界(東芝、Panasonic、サムスン etc)
パソコン本体、スマートフォン本体、その他周辺機器などを設計・開発・販売を行っている業界です。家電メーカーをイメージしてもらえればわかりやすいと思います。
インターネット環境をいくら整備し、ソフトウェアがいくら進歩してもハードウェアが無いとそもそも使用することができないので、「IT業界」を下支えしている業界とも言えます。
・情報処理サービス業界
日々の生活や企業の仕事が使用しているIT系のサービスを開発・運用している業界です。主に企業向け(BtoB)に事業を展開しているので、あまり馴染みがないかもしれません。
技術の進歩により、IT系のサービスにも広がりが出てきているので、そういった意味では、注目度の高い業界でもあります。
今後の動向
近年では、就活生にとっても人気業界の一つとなった「IT業界」。それには以下のような理由があると言えます。
理由①‐業界的な成長が見込まれている‐
「ブラック企業」や「働き方改革」がトレンドワードに上がるようになった現在。日常生活や業務の中で、様々な仕組みが「IT化」されるようになっています。「IT化」するにはそれを作る人たちの力が必要なのはご理解いただけると思います。つまり、業界へのニーズが今後も高まるため、業界としての成長がかなり期待されているのです。
理由②‐働き方や福利厚生が整えられている企業が多い‐
成長が期待されているということは、注目度も高いとも言えます。このことは「IT業界」の企業も当然把握しており、働き手が欲しい企業は、労働環境の整備や福利厚生にとても力を入れています。具体的言うと、自分で働く時間帯をコントロールできる「フレックス制度」の導入や、「在宅ワーク」を認めている一部の企業もあります。有給休暇のほかに、「○○休暇」というオリジナルの休暇制度を作り、休みの取りやすい社内風土を作ろうとしている企業もあります。
最後に
以上が「IT業界」の基本的な内容になります。ただ、勘違いしないでほしいのが、この記事に載せているのはあくまでも”基本的な内容”ということです。この10~20年で一気に業界が成長したように、常に進化を続けているのが「IT業界」の特徴とも言えます。この進化速度は今後もより加速していくでしょう。
激動の時代において自分を試してみたい人であれば、かなり働き甲斐がある業界であると思います。
就活において一番大切なことは、自分に合った理想の働き方をするということです。
そのためにも、「自分の理想の働くスタイル」や「社風」などを見つけるために、自己分析や自己分析や企業研究は入念に行いましょう。
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